悲願の優勝ならず ラクロス全日本

 ラクロスの全日本選手権決勝が12月16日、江戸川区陸上競技場で行われた。神戸大は昨年王者のVALENTIA(クラブチーム1位)に4-16で敗れ、悲願の初優勝を逃した。【12月16日 神戸大学NEWS NET=UNN】

 準決勝で同大に競り勝ち、6年ぶり2度目の決勝進出となった神戸大。決勝の相手は2連覇中で、日本代表候補を13人揃える強豪・VALENTIAとの対戦となった。
試合は序盤からVALENTIAペース。どうしても取りたかったという先制点を、開始早々AT相澤に決められると、その後も神戸大はVALENTIAの速いスピードと正確なパス回しに翻弄され、失点を重ねてしまう。一方、オフェンス陣もMF宮崎を中心にカウンターで反撃にでるが、相手の早いプレッシャーと厳しいチェックにあい、思うように攻撃がつながらない。結局、2-7の5点ビハインドで前半を折り返した。
後がない神戸大は後半、オフェンス陣が奮起。相手ゴール前に攻め込み、次々とシュートを放つ。しかし簡単にはゴールを割らしてくれず後半もわずか2得点に終わった。逆に攻めに出たディフェンスの穴を狙われ、第4Qには大量6失点。結局、最後まで流れを変えることはできず、4-16で大敗、念願の初優勝はならなかった。

「相手が強すぎた。経験したことのないスピードとテクニックだった」(宮崎主将)「うちのディフェンスが簡単に破られた。さすが日本一のチーム」(三宅ヘッドコーチ)と選手、コーチも脱帽するほどの大敗。試合終了のホイッスルがなると選手たちは悔しさから、みな涙を浮かべた。宮崎主将も「ここまで来たら勝ちたかった」と悔しさを話す。しかし準優勝という過去5年で最高の成績を残せたことに「シーズン始めを考えると(準優勝)は上出来。このチームを誇りに思いたい」と満足な様子で一年を振り返った。

 スタンドでは16人の応援団を含む約250人が応援に駆けつけ、おなじみのオレンジ色のメガホンを振った。後半、大勢が決しても「まだいける!」「あきらめるな!」と声援を送り続け、試合後には「よくがんばった」「準優勝おめでとう」とねぎらいの言葉をかけていた。顧問の辻本教授は「最後まで学生らしい闘志を見せてくれた。本当に選手、コーチにはおつかれさまと言いたい」と話した。

●第12回男子ラクロス全日本選手権大会決勝(12月16日・江戸川区陸上競技場)

VALENTIA 4 3 3 6=16
神 戸 大 1 1 1 1=4
【VALENTIA】相澤3、岡部3、丸山3、高橋3、村松、開、大林、川上
【神戸大】筒井、宮崎、藤井、小室

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