3月3日付の毎日新聞朝刊によると、兵庫県の監察医が神戸市内の葬儀会社社員に対し、行政解剖の手伝いをさせていたことが3月2日、分かった。神戸大医学部でも3人の教官が監察医になっている。【3月3日 神戸大学NEWS NET=UNN】?
監察医制度があるのは神戸市など全国5都市だけで、死因が不明な場合に、死体解剖保存法に基づいて遺体の検案・行政解剖を行う。犯罪被害の疑いがある遺体の司法解剖などとは異なる。監察医は都府県が設置し、兵庫県では県職員の医師1人と外部委託の医師10人に監察医を依託している。
県では1978年から遺体の搬送、遺族への引き渡しなどを葬儀会社「神東社」に依託してきた。同社は警察などから連絡を受け、遺体を神戸大医学部へ搬送するが、毎日新聞によるとそこでの行政解剖などに社員も立ち会っていた。臓器摘出や解剖後の遺体の縫合(ほうごう)を手伝っていた元社員もいるという。
教官3人が監察医になっている神戸大医学部では3月1日、関係していたと見られる2人に対して口頭注意した。
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