学生課によると、長野県の御嶽山で滑落事故に遭って入院している神戸大山岳部の藤原功充さん(法夜・3年)は3月29日現在、わずかに回復の兆しを見せているという。【3月29日 神戸大学NEWS NET=UNN】
藤原さんは長野県の病院に入院しており、事故から10日目の今日現在、わずかだが回復の兆しが見られるという。今後は、回復を待ってから手術を行なう予定。
学生課によると、事故は3月20日、山岳部のアイゼン合宿中に起こった。当日は晴天だったが風が強く、5人のパーティーのうち藤原さんら3人が先発して御岳山のベースキャンプから下山を開始した。しかし午前7時40分ごろ、藤原さんは強風にあおられバランスを崩して滑落し、標高差にして約200メートル落下。顔面などを骨折したという。
その後、同じパーティーのメンバーが長野県警に連絡し、ヘリコプターでの捜査が始まる。午前10時20分には現場にヘリコプターが到着し、11時ごろには地元の病院に搬送された。しかし、同病院では治療が難しく、午後2時ごろに再びヘリコプターで別の病院に運ばれ、現在も治療が続いている。
事故を受けて神戸大では、職員を現地病院に派遣したり学生課内に対策室を設置したりしている。ただ、「現在は藤原さんの容態を見守り、事故の原因究明などはそのあと」と学生課。また、山岳部での大きな事故は最近20年ほどなかったという。
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