攻守にミス目立つ 京大に惜敗 神京戦

 野球の定期戦、第29回神京戦が6月15日、六甲台グラウンドで行われた。神戸大は1点先制するも、7回、8回に1点ずつ失い2-1と逆転負けを喫し、通算成績は14勝14敗1分となった。【6月15日 神戸大学NEWS NET=UNN】

Photo 神戸大は一回には1番丸山が、二回にも5番田端が右中間二塁打を放ち出塁、その上無死という好機ながらも2回とも犠打の失敗で絶好の先制の機を逃してしまう。しかし、4回裏に3番大橋が右中間三塁打で出塁し、5番田端の中前適時打で1点を先制した。
 先発平山は、六回まで1安打に押さえ、完封ペースかと思われた。しかし、七回京大に無死一塁から、3番伊藤4番川上の連打を浴びて同点にされた。八回にも二死二塁から、暴投で進塁させ三塁への捕手和田の悪送球が痛い勝越し点を許した。
 神戸大は、六回裏から登板した京大・河村に2安打5三振に抑えこまれ、平山の11奪三振という好投もむなしく2-1で惜敗。やはり、序盤に決めるところで決めれなかったことが響き、2点目を許す結果となった気持ちのゆとりの欠如に悔いが残る試合になった。

 勝てたはずのこの試合を高田監督は「投手は良かった。でも、リーグ戦での負けからプレーに対する自信が薄くなっていたのかもしれない」と振り返った。木口主将も「リーグ戦での課題が修正できてないままの結果になってしまった」と悔しさをにじませた。しかし、味方の援護が欲しかった平山は「応援の気合が球にも乗っていて、好投ができた」と明るい口調だった。
 秋にむけては、「チーム一丸となって勝ちにいきたい」と監督・主将共に口をそろえた。最後に、この試合が引退試合となった木口主将は次期主将の柳川に「嫌われるような、けれどもみんなを照らし続ける太陽になっていって欲しい」とエールを送った。

 また、神戸大のホームでの試合ということもあり、応援団も大いに盛り上がった。その熱気は太鼓のばちが折れるほど。惜しくも試合には敗れてしまったが、応援団長・西田健志さん(国文・4年)は「実力は拮抗・伯仲してて、どっちが勝つか分からなかった。これで対戦成績は五分五分、仕切り直しで来年は絶対勝つ」と話した。

●第29回神京戦(6月15日・六甲台グラウンド)

京 大 000 000 110=2
神戸大 000 100 000=1

【京 大】長田、○河村-日高
【神戸大】●平山-和田、久米

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