京大に惜敗 関西学生アメフット

Photo 関西学生アメフットリーグ神戸大-京大が9月16日、宝ヶ池球技場で行われた。神戸大は第4Qに怒とうの反撃を見せたが、13-16で惜敗した。【9月16日 神戸大学NEWS NET=UNN】

 第3Qまでは完全に京大ペース。第1Q7分に京大RB高見に先制TDを奪われると、第3Q3分にはQB江端が不用意に投げたパスをインターセプトされてしまう。そのまま27ヤードのリターンTDを奪われ、突き放される。
 しかし、第4Qに入ると流れが一変する。京大にFGこそ奪われたものの、その後は守備陣のがんばりで無得点に抑える。すると、それに応えるかのように攻撃陣が奮起。これまで、全く決まらなかったQB江端のパスが次々に決まりはじめると、7分にはWR竹山に9分にはWR村上に、それぞれTDパスをヒットさせ、3点差まで迫る。
 しかし、反撃もここまで。最後は京大に時間を使われ、13-16のまま試合終了となった。

 開幕戦で近大に勝利し、勢いに乗って臨んだ京大戦。3点差まで迫り、三強の一角である京大を苦したものの、牧野主将は「3点差でも1点差でも負けは負け」と渋い表情のままだった。
 しかし、収穫も大きかった。第4Qだけで8本のパスをヒットさせ113ヤードを獲得したQB江端の存在だ。矢野ヘッドコーチも「(今日の試合をきっかけに)化けるかもしれない」と期待を込めて話す。それでも、江端自身は「満足していない」と話す。「第3Qのインターセプトに悔いが残った」という。
 次戦は昨年、0-47と大差で敗れた立命戦。江端は「ランの(もう1人のQB)大崎さんとパスの僕。2人がかみ合って、はじめて脅威を与えられると思う」と話す。三強の壁を越え、関西優勝、甲子園ボウル出場を狙うレイバンズ。立ち止まっている余裕はどこにもない。



●関西学生アメフットリーグ(9月16日・宝ヶ池球技場)
京 大 6 0 7 3=16
神戸大 0 0 0 13=13

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