社会人王者に大敗 ラクロス全日準決勝

 ラクロスの全日本選手権準決勝男子、神戸大-VALENTIAが12月8日、鶴見緑地球技場で行われ、地力の差を見せ付けられた神戸大は7-22で大敗。2年連続の決勝進出は果せなかった。【12月8日 神戸大学NEWS NET=UNN】

Photo 1回戦の信州大戦を大差で突破した神戸大。準決勝では、日本代表選手を9人擁し名実ともに日本最強のクラブチーム・VALENTIAと対戦した。前日に続く雨天のなかでの試合だったが、観客席には応援団や観客などが駆けつけ、メガホンをたたきながら声援を送っていた。

 試合前半、「なんとか攻撃時間を稼いで、失点を抑える」(谷所ヘッドコーチ)作戦を立てていた神戸大は、パス回しなどでチャンスをうかがう。しかし、神戸大以上のスピードで展開するVALENTIAの攻撃についていけず、次々と得点を重ねられる。DF近藤、巴山やG竹内らが懸命に守るも、VALENTIAのAT陣にうまくフリースペースを突かれ、前半だけで2-11と引き離された。  後半に入り、「前半に(点差を)離されたので、ふっきれた」(筒井主将)という神戸大は、持ち前の個人技を生かした攻撃的ラクロスに切り替える。MF服部、筒井らがポジションチェンジをしながら速攻を組み立て、第3Qに3点を追加。果敢な攻撃を見せた神戸大だが、攻守の切り替えの隙を狙われ、さらに点差を広げられてしまう。結局、7-22で試合終了を迎え、王者の底力を思い知らされる結果となった。

 スコアボードに刻まれた、圧倒的な力の差。筒井主将は「予想以上に強かった。頭で考えるだけでは追いつかないスピードでパスを回された」と、悔しさよりもむしろ感心した様子だった。「(関西代表として)日本最強のチームと真っ向からぶち当たれたのは貴重ないい経験だった」と振り返る。
 長年の目標である日本一には今年も届かなかったが、「このチームで(関西5連覇を)できたことは誇れることやと思う」と筒井主将。谷所ヘッドコーチも「ファイナル(※関西学生リーグの優勝決定戦)では胴上げしてもらったし、今日はようやった」と、選手たちをねぎらった。



●第13回ラクロス全日本選手権大会男子準決勝(12月8日・鶴見緑地球技場)

VALENTIA 5 6 4 7=22
神戸大   1 1 3 2=7
【VALENTIA】開4、丸山伸4、村松3、高橋3、相澤2、大江2、山中英、岡部、山中淳、丸山克
【神戸大】竺2、服部2、江、筒井、京田

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