水野彌一・京大アメフット部監督の講演会「正課外教育における学生スポーツの今日的意味と方向性」が3月17日、神大会館六甲ホールで行なわれた。【3月17日 神戸大学NEWS NET=UNN】
今回の講演会は神戸大百周年記念事業の一環として行なわれた。会場となった六甲ホールには、体育会クラブ所属の学生を中心に126人が集まり、水野監督の講演に聞き入った。
水野監督は勇気や決断力、正義感といった個人の主観が人生においては重要であると強調。その主観を身に付けるためには正課外活動、特に大学スポーツが役立つと講演を行なった。
自分が指導を行なっている京大アメフット部を例に出し、講演を行なった水野監督。関学、立命と並び、関西三強と称され4回の日本一、10回の関西優勝を数える強豪チームだが、人材的に恵まれていたのは1回か2回程度だったという。そんな京大が関学、立命に勝利し、日本一の栄冠をつかんだ理由こそが、選手たちの持っていた「自分たちは関学、立命に勝利するために存在してるんや」という思い、すなわち選手たちの「主観」だったとした。
自分のできることを客観的なデータから考え、それを実行することで満足する学生が増えているとした水野監督。「今の学生には『自分の世界の壁を破れ』と言いたい。それができれば、50(歳)になっても60(歳)になっても人生新鮮やと思います」と講演を締めくくった。
講演を終えて、神戸大でアメフット部に所属する男子学生は「(今回の講演は)僕ら(神戸大アメフット部)に向けてのメッセージやと思います。熱く語ってくれて、めっちゃよかった」と興奮気味だった。
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