神戸大の2次試験の前期日程が2月25日午前始まった。事情のない限り全ての受験生がマスクを着用し、緊張した面持ちで試験に臨んだ。共通テストが実施されて初めての入試となる今年度は、改組・新設の海洋政策科学部含め、多くの学部で倍率が去年に比べて増加した。<塚本光>
(写真:最初の外国語の試験開始を前に 説明を聞くマスク姿の受験生。2021年2月25日午前9時すぎ 鶴甲第1キャンパスで)
晴れたものの冷え込みも厳しくなく、受験生にとって比較的良いコンディションとなった2月25日、神戸大の個別学力検査(2次試験)前期日程が行われた。
試験開始の1時間以上前から、一人でイヤホンを耳にリラックスする制服姿や、親子で会場に来て受験票など最終チェックを行ってから会場に向かう受験生、友人と会話し緊張をほぐしている高校生などの姿が見られた。試験は定刻通り9時20分の「外国語」から始まった。
共通テスト開始後初の2次試験で、志願倍率が文、法学部では低下したものの、ほかの学部では高くなった。海事科学部を改組して新設された海洋政策科学部では、文系科目での受験も可能となった。募集人員の少ない文系科目重視型の倍率(5.5倍)が、理系科目重視型の倍率(3.1倍)を上回り、合計の倍率は海事科学部時代の去年に比べ、増加した。
新型コロナウイルスの感染対策として、大学は試験会場の前にアルコール消毒液を設置し、受験生はマスクを着用して試験に臨んだ。
了
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