武庫女大に敗れ4位 タッチフット春季

 春季関西学生女子タッチフットボールトーナメントの3位決定戦が5月5日、伊丹スポーツセンターで行われた。神戸大ROOKSは武庫女大と対戦したが、あと一歩のチャンスを生かしきれず、13-19で敗北した。【5月5日 神戸大学NEWS NET=UNN】

Photo 神戸大は序盤から出足が遅れ、何度も相手エンドラインに迫りつつも、武庫女大DFのプレッシャーに決定機を潰される。逆に武庫女大の長短織り交ぜたパスに守備が崩壊。ディフェンスの頭を超えるロングパスを立て続けに通され、前半は2TDを許してしまう。
 反撃の兆しが見えた第3Q終盤、ゴール寸前からQB岸田がランでTDを決め、TFPも獲得。直後の第4Q最初のシリーズでは、LB池田がインターセプトリターンTDを決めて同点に。
 これで勢いを得たかに見えた神戸大だったが、第4Q3分に武庫女大の30ヤードパスで流れを断ち切られ、そのままTDを奪われる。13-19と離されたまま試合終了を迎え、最下位で春季トーナメントを終えた。

 先日の関学戦でシュガーボウル(全国大会)への望みを絶たれ、今日の試合ではトーナメント最下位が確定。昨年王者のROOKSが、まさかの苦杯をなめることになった。
 「今の時点の実力は全て出した。春からの新チームの取り組みが甘かった」と岸田主将。涙を流しながらも力不足を素直に認めた。今岡コーチも「本当に自分たちが(試合の)主役だと感じて積極的にプレーする姿勢が足りない」とさらりと流す。
 敗北からの再スタートになったROOKSの次の目標は秋季リーグ。「どうすればいいか、チームが考えないと強くなれない」(今岡コーチ)、「前より上手くなるためじゃなく、勝つための練習を積む」(岸田主将)。初夏の渇いたグラウンドを涙で固め、実りの秋を迎えられるか。



●2003関西学生女子タッチフットボールトーナメント(5月5日・伊丹スポーツセンター)

▽3位決定戦
神戸大 0 0 7 6=13
武庫女大 6 7 0 6=19

▽優勝決定戦
聖和大 7 19 7 7=40
関 学 7 13 13 6=39
※聖和大と関学は、5月31日に横浜スタジアムで行われる「第12回シュガーボウル(シュガーレディ杯争奪タッチフットボール日本選手権)」に出場。

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