神戸大との学術交流協定調印を予定している韓国海洋大学校の練習船「ハンナラ号」が10月4日、神戸港に到着し、現地で石川副学長や西田海事科学部長らが参加して記念セレモニーが開かれた。【10月4日 神戸大学NEWS NET=UNN】
韓国海洋大学校は、以前から神戸商船大と交流があった学校。10月から商船大と神戸大が統合して、学部が1つ増えた「神戸大学」になったため、学術交流を神戸大全学と結ぶことになった。
4日は、韓国海洋大学校の教員や学生ら約100人がハンナラ号で来日した。港には船の入港前から、神戸大や海事科学部(元・神戸商船大)の学生・教職員、市の関係者らが待機して歓迎体制を準備。ハンナラ号の船体が見え始めてから午前8時30分の着岸まで、応援団総部吹奏楽部による演奏で船を受け入れた。
セレモニーでは、すでに航空機で来日していた朴容燮・韓国海洋大学校総長らも合流。花束贈呈などが行われ、神戸大の石川副学長が「(両校の)交流を深めることによって新しい学問分野の創出が期待される。短い間ですが、神戸の街をお楽しみ下さい」と挨拶すると、ハンナラ号船長が「神戸大と韓国海洋大学校、そして日本と韓国のよりよい関係を作りたい」と応えた。
その後は、応援団らがエールを送り、神戸大側の参加者らが学歌を斉唱。1日から神戸大と統合した神戸商船大の学生も、この日はじめて神戸大の学歌を口ずさんだ。1年生の藤本浩伸さんは「神戸大の学生も僕らとちょっと似てる。馴染めそうです」と話した。
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