メディア講演会 スポーツの現場を語る

 新入生歓迎行事のひとつ、連続講演会「メディアをめざす人へ」(主催=ニュースネット委員会ほか)の第一回が、4月9日午後0時20分から国際文化学部M202教室で開かれた。講師のスポーツニッポン・矢吹大祐記者(2001年経済卒)は、ナイターの結果やイラク情勢で次々に1面トップがさしかわる、新聞のあわただしい編集現場を解説。参加者たちは、熱心に聞き入っていた。【4月9日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo 連続講演会「メディアをめざす人へ」の第一回のテーマは「新聞の現場と放送の現場」。
 スポーツニッポンの矢吹大祐記者は、整理部や外信部の仕事を説明。整理部員が見出しをつけたり、外信部員は、海外から送稿されてくる記事を受けたり、大リーグの取材申請を国際電話でこなすことを話した。
 また、この日の朝のスポーツ紙5紙を見せながら、横浜に3連敗の阪神を1面にもってきた2紙、巨人ネタを取り上げた1紙と、イラクで3人の日本人が拘束された「スポニチ」「日刊」とを比較。
 各紙の大阪本社版が、阪神を取り上げるのか、読者の関心の極めて高い「社会ネタ」でいくのか、判断が分かれた背景を解説した。
 テレビなどの放送メディアは、入ってくる情報をリアルタイムに流していくのにくらべ、新聞は版ごとの締めきりでせき止めて制作するため、遠隔地むけの版では結果がでていないナイターの記事を書くなど、苦労していることを矢吹さんが語ると、参加者は大きくうなずいていた。
 シリーズ2回目の15日には広告業界、最終回の5月14日にはインターネット業界の先輩を招き行われる。

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