ウガンダでエイズ遺児支援へ 北田さん(経済3年)ら出発

 北田皓嗣さん(経済3年)は、「あしなが育英会」からの派遣で、アフリカ・ウガンダのエイズ遺児のケア施設「レインボーハウス」での活動に参加する。ウガンダへ派遣される学生は全国から4人。4月19日夜、出発を前に空港ロビーで「次の(支援の)学生が続けるように、つなげる活動をしてきたい」と抱負を語った。【4月19日 神戸大NEWS NET=UNN】

直前まで街頭で募金活動 そしてアフリカへ

Photo 出発目前の4月17日に北田さんは、咳き込みながらも声を張り上げて募金活動に参加していた。現在、第68回あしなが学生募金が街頭で行われている。まだまだ認知度の低いと感じる「あしなが育英会」をもっと多くの人に知ってもらいたいと話す北田さんの顔は日焼けで真っ赤だ。

 世界で最もエイズ遺児が多いといわれるアフリカ中部、赤道直下の高原の国ウガンダ。
 北田さんは、ウガンダで英語を勉強しながら、エイズ遺児たちと絵を描いたり話し相手になり心のケアをする、ケアプログラムにかかわることになっている。
 北田さんは、ウガンダの子どもたちの仲間になりたいと話す。

親を亡くした同じ立場で子供たちのケアを

Photo 中学生の時に父親を病気で亡くした北田さんは「自分と同じ病気遺児の子どもたちのために何かしたい」と思い、大学1年の時から病気遺児の子どもたちのケアプログラムに携わってきた。また、海外で同じような活動をしてきた、震災遺児のための施設・神戸レインボーハウスの先輩たちの影響もあって「次は自分がなにかする番だ」と、ウガンダ派遣を決心した。

 北田さんは帰国後、医学部へ入り、ゆくゆくはターミナルケアの医師や精神科医になりたいという夢を持っている。
 好きな言葉は「自分のしたいことは見つけるのではなく、決めるのだ」。この言葉を自分と同年代の学生をはじめ多くの人に伝えたいと話していた。言葉の通り、北田さんは明確な将来を決め、自分の可能性をどんどん広げている。きっとウガンダの子どもたちにもこの言葉は届くのではないか。

「次につなげる活動したい」 元気に出発

Photo 19日夜、関西空港。出発を前に、空港ロビーで北田さんは、「親を亡くした悲しみと、自分もエイズに感染したかもしれない不安。その二重の苦しみに悩む子供たちに何ができるか。むこうで具体化したい」と意欲的。「次の(支援の)学生が続けるように、つなげる活動をしてきたい」と抱負を話した。
 ともに旅立つ渡辺文隆さん(京大・総合人間3年)は「エイズとともに生きる子供たちを、写真に収めて、帰国したら写真展で、多くの人たちに現状を伝えたい」とカメラを片手に微笑んだ。2005年7月に神戸で行われる、エイズの国際会議でも発表するつもりだ。
 東京からの2人と関空で合流して、ドバイへ。ナイロビ経由で20時間あまりかかって、ウガンダのエンテベに着く予定だ。
 彼らのウガンダでの活動はウガンダの人だけでなく、色々な人々に力を与えることだろう。

     ○      ○   

 あしなが育英会は、病気や災害、自死(自殺)で親を亡くした子どもたちを物心両面で支える民間非営利団体。
 エイズ遺児1人のケアに年15回で、585円の経費がかかる。あしなが育英会では「ウガンダ虹のかけはしさん」を募集している。1口いくらでもかまわない。郵便振替口座 00120-0-568630「ウガンダ虹のかけはし会員」まで。
 詳細はhttp://www.ashinaga.org/index.php参照。
 北田さんへの応援メッセージなど、連絡はpenguin712@hotmail.comまで。(記者=杉浦加奈)


【写真中】北田さんは医学部に入りなおして医師になりたいと語る(左。4月17日午後7時すぎ・西宮北口近くのマクドナルドで 撮影=杉浦加奈)
【写真下】笑顔でアフリカ・ウガンダに旅立つ北田さん(左)と渡辺さん(右。4月19日午後9時30分・関西空港で 撮影=須田鉱太郎)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

月別アーカイブ

サークル・部活総覧

  1. 神戸大のサークル・部活のツイッター・アカウントを探せるぞっ!クリックすると、『神大PORT…
  2.  神戸大学の文化系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  3. 神戸大学のスポーツ系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  4. 神戸大学の医学部のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随時更…
ページ上部へ戻る