神戸大アメフットの今季初戦となる大市大戦が4月24日、国文グラウンドで行われた。試合は終始神戸大ペースで進み、34-0で快勝した。【4月24日 神戸大NEWS NET=UNN】
神戸大はファーストシリーズから3つのファーストダウンを奪い、RB森のランで残り1ヤードとすると次のダウンでRB中井がTDを決め、K矢野川のTFPで7-0とする。続く大市大の攻撃もきっちり抑え流れをつかむと、第2Qに2TDを決め21-0で前半を終える。
後半も以然神戸大ペースで試合が進んだ。神戸大は2FGと1TDを決め、終わってみれば大市大にファーストダウンを1つも与えないまま34-0で完勝した。
パス攻撃が光った。前半、QB江端からのパスがWR立澤やWR村上に見事に通りファーストダウンを奪っていく。後半交代したQB多和も思い切りのいいパスをみせた。しかし、外へのパスとサイドからのランが目立ったのに対して、中央のランは不発。大市大の守りを中から突破することができなかった。
一方のディフェンスは格下相手ながらも完封。ラン中心に攻めてくる大市大に対してDL4人が固い守りをみせ、「(下級生中心のLBを)前の4人がフォローしながらやってくれた」と安井ヘッドコーチもがんばりを称えた。
だが今季はまだ始まったばかり。家入主将、安井ヘッドコーチともに「細かいミスがまだまだ多い」と話すように、この大市大戦に決して満足していない。すでに次の横国大戦、そして同じ関西リーグ1部の関大戦を見据えてタックルやパスキャッチの精度の向上など克服すべき課題はあるようだ。「内容はまだまだ。甲子園を目指すチームじゃない」(家入主将)との言葉からわかるように、最終目標は甲子園ボウル。始動したばかりの新チームのさらなる進化を期待したい。(記者=中島仁志、武井礼美)
●アメフット新歓試合(4月24日・国文グラウンド)
神戸大 7 14 10 3=34
大市大 0 0 0 0=0
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