兵庫県の学生がアジア太平洋を30日間めぐり国際交流を行う「大学洋上セミナーひょうご2004」(8月14日~9月12日)が5月14日まで参加者を募集している。参加希望者は学務課教務係078-803-5204まで。【5月6日 神戸大NEWS NET=UNN】
このセミナーは(財)兵庫県国際交流協会や兵庫県内4年制大学、兵庫県で作る実行委員会が実施する。セミナーの目的は、船上で講義を受けるとともに、共同生活を体験しながら、アジア太平洋諸国を訪問交流し、これからの国際人として日本の果たすべき役割などを考える機会を提供するというもの。費用は35万5000円。
バリ島(インドネシア)、パース(オーストラリア)、シンガポール、広州(中国)の4か所を訪問し、各地域の大学訪問や訪問国の人を招待した船上交流会、フィールドワークが行われる。またパースと広州ではホームステイも実施される。
兵庫県の大学から教授らを招いて開かれる船上講義では、訪問する地域の文化や経済など様々な角度からユニークな講義が行われる。さらに日本の講師だけでなく訪問国の講師による講義も受けられる。またこの講義を受講して取得した単位が所属大学の単位として認定されるという制度も。
その他に船内では学生が主役となって運営する船上運動会や歌合戦など数々のイベントも行われ、大学の枠を超えた学生同士の交流もある。
「セミナーでの私の最大の仕事はもちろん講義。黙って座って話を聞くだけ、というような講義はしないので、学生のみなさんが真面目に、積極的に受講してくれることを期待します」という石黒一彦講師(海事科学部)は「アジア太平洋の人と暮らし」という統一テーマの中で、経済関連の講義を担当する。
「立ち寄る4か所は、言葉や文化だけでなく、経済の状況もそれぞれ異なる。立て続けに相異なる環境のところを訪れ、様々な活動を通して経済の状況を実感し、比較することで、各域への理解が一層深まるでしょう」と語った。
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