3日間にわたって行われる2004PCカンファレンスが8月4日、神戸大百年記念館で開会した。講演会では、読売テレビ解説委員の辛坊治郎さんが、情報社会、報道の問題点について、最近起こった事件や、震災の時の話、業界の裏話を交えながら講演。【8月4日 神戸大NEWS NET=UNN】
PCカンファレンスは毎年、CIEC(コンピュータ利用教育協議会)が大学生協との共催で行っており、コンピュータ教育、研究について議論し経験を共有することを目的としている。神戸大で行われる今年のテーマは「人が生きる道具としてのコンピュータ~ユニバーサル&ユビキタスコンピューティングをめざして」。初日は全体会、講演会、シンポジウムが行われた。全国から多くの教職員、学生が参加した。
講演したのは読売テレビ解説委員の辛坊治郎さん。「ユビキタスとエアリアネーション~どこにでもあるが故の疎外をいかにして克服するのか~」というタイトルで、情報社会、報道の問題点について、最近起こった事件や、震災の時の話、業界の裏話を交えながら講演。
去年、長崎市で4歳の男の子が中学1年生の少年に殺害された事件の直後に、ネット上に少年の顔写真として別人の画像が流れた事例をあげて、「情報は(いったんネットなどメディアに)文字や言葉として定着すると(それが一人歩きして)恐ろしいものになる」と語った。
シンポジウムでは4人のパネリストがメディアリテラシー教育をテーマに自分の研究を報告。それを元にパネリスト同士やフロアの参加者と意見交換を行った。
5日は分科会、ポスターセッション、ワークショップ、レセプション、ITフェアなど、最終日の6日は分科会、ITフェアなどが企画されている。なお5日のレセプションはアカデミア館で、その他の企画は国際文化学部で行われる。
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