六甲台就職情報センター開所 学生支援を目的に

 社会科学系同窓会「凌霜会」が5月23日、三木記念館の2階に就職情報センターを開所した。経済・経営・法学部の学生は、就職関連の資料閲覧や指導員への個人別相談ができる。パソコンも設置されているため、就職活動中の情報収集の場として利用が期待される。【5月23日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo 凌霜会事務局は昨年12月、三宮から現在の三木記念館に移転した。今回、新たな取り組みとして記念館の2階に就職情報センターを立ち上げた。主に社会科学系(経済・経営・法学部)の学部生、院生を利用の対象としている。センターでは、業界・会社・職種別の資料集や参考書、就職試験対策問題集などが閲覧可能。また、必要に応じてパソコンやコピー機なども利用できるため、就職活動中の情報収集の場として利用が期待される。部屋には指導員(凌霜会会員)も常駐し、学生の相談に個別に応じる方針だ。

 凌霜会事務局長の柿聰さんは、在学生への就職支援の案は昨年度からあったと話す。「凌霜会は、卒業生を正会員、在学生を準会員として運営している。(昨年度に)準会員への サービスをより充実させるために何かできないか考えた結果、今回の開所に至った」という。大学側も、就職支援活動の活性化に積極的だったこともあり、学内でのセンター立ち 上げが実現した。

 指導員を担当する浅井長久さんは、就職情報センターをできるだけ多くの学生が訪ねてくるような場所にしたいとコメント。「就活中には人それぞれの悩みがある。内定が取れず に困っている学生もいれば、逆に内定を取りすぎてどの企業に就職するべきか迷う人もいる。個人の相談に応じて対応するようにしたい」と抱負を語った。

 既に学務部に設置されている就職支援室との違いはあるのだろうか。「支援内容そのものは(就職支援室と)それほど変わらない。就職支援室は学内全体の学生を扱っているが、 凌霜会の方では、社会科学系の学部に所属する学生や院生を対象としている」と柿さんは説明する。浅井さんも、社会科学系の資料が充実している分、関係する学生にはより詳し い情報が提供できると話す。センターでは、就職支援室や東京オフィスとも情報を共有しながら運営を進める考えだ。これまでに就職支援室からの紹介で凌霜会へ相談に訪れた学 生もいたという。

 「最初のうちは就活がどんなものなのかわからなくて当然。まずは話をしに来るだけでもいいので、(学生には)センターにどんどん足を運んでほしい」と浅井さんは呼びかける 。市販の書籍以外に、就活の流れや自己分析法など指導員がまとめた関連資料も用意されていて、より具体的な情報収集も可能となっている。

 

●六甲台就職情報センター(三木記念館2階)
平日の午前10時から午後5時まで利用可能(祝日、夏季休暇(8月・9月)、年末年始を除く)

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