明治から終戦まで 商船記録の寄贈受ける

 広島大名誉教授の歯科医、山田早苗さん(77)が、半世紀にわたって収集した商船の行動記録などの資料を、神戸大海事科学部に寄贈した。今秋、海事博物館に公開する。【6月6日 UNN】

 山田さんのコレクションの中心は「日本の商船隊行動記録集」。明治期から終戦時までの500トン以上の商船約4600隻の大きさや建造時期・場所などの基礎データや就航航路、機密事項だった徴用後の運行経路などを詳述している。
 ほかに約1000隻の写真やネガ、600分の1の模型船約100隻もある。山田さんは55年頃から最近まで、防衛庁や船舶や造船関係団体に何度も足を運ぶなどで資料を増やした。
 散逸を懸念した山田さんは数年前、寄贈を当時の神戸商船大に打診。神戸大との統合後に実現した。

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