邦楽部第33回定期演奏会が12月17日、尼崎ピッコロシアターで行われた。箏や絃、尺八、篠笛など、和楽器が生み出す独特の音色に観客は耳を傾けた。終盤の曲では、琴を叩く独特の演奏法も披露された。【12月17日 神戸大NEWS NET=UNN】
全8曲で構成された今回の演奏会。特徴として挙げられるのは、新入生の豊富な演奏経験だ。今年は、一年生の多くが高校時代で既に箏を経験している。本来、まだ楽器に慣れない夏の段階で、一年生は自身の希望する曲を演奏できるようになったという。最後の演奏曲「深みどり」では、箏の奏者の半分が一年生。厚みのある箏が曲全体に迫力を生み、力強い演奏となった。琴を叩いてリズムをとるなど新たな手法も加えられ、和楽器独特の演奏が観客を包んだ。
邦楽部の生木順子部長(文学部・3年)は「(練習の段階で)それまでできた演奏が急にできなくなることがあった。本番、形になったのでよかった」と安心した様子。その上で「今回よりもっといい演奏を目指したい」と目標を定めた。?
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