神戸大生らが呼びかけて始まった、アフリカの10歳の少女ナニャンゲちゃんの心臓手術を支援しようという募金が、このほど目標額に達した。予定の3月を待たずに現地に送金されることになった。【1月26日 神戸大NEWS NET=UNN】?
この募金は、あしなが育英会レインボーハウスを拠点に活動する、神戸大生の北田浩嗣さん(経済・4年)、京大生の渡辺文隆さん(総合人間・4年)らが、「ナニャンゲ・レジーナちゃんの心臓手術を支援する会」を昨年6月に立ち上げ、活動を始めた。
ニセ募金団体がニュースをにぎわした時期と重なり、当初はなかなか募金が集まらなかった。東京、神戸で街頭募金を行った年末で、ようやく目標額の半分に達した。ところが、この街頭募金が新聞やラジオにとりあげられたことや、大口の募金があったこともあり、1月17日に目標の200万円を超え、201万1344円に達した。
現在、送金のための口座開設と手術日程についての準備を始め、予定の3月を待たずに、現地のNGO「ASHINAGAウガンダ」を通して送金することになった。
ナニャンゲちゃんは先天性の心臓疾患「ファロー四微症」で、20-30m歩くと苦しくなってしまうため、入退院を繰り返してきた。手術なしでは命をながらえることはできない。現地ウガンダには手術できる病院がなく、ドクターからは高度医療が安価で受けられるインドへの渡航手術を勧められている。
現地の窓口になる、NGO「ASHINAGAウガンダ」のスタッフ、佐藤弘康さん(あしなが育英会から出向)は、「ニャニャンゲも家族も大喜びです」と、19日にメールで伝えてきた。この日、かかりつけの病院に同行し、医師と渡航の打ち合わせを始めたという。
気になるナニャンゲちゃんの容態だが、「(医師によると)安定しているそうですが、病院の階段の登り降りも途中しゃがみこんだりして苦しそうでした」という。
北田さんは、「病院で横たわるナニャンゲを目にして、日本に帰ってから何かしたいと感じたのが、今から一年前のことでした。日本からの暖かさで、遠くアフリカでの苦しみを救えるのだと実感しました」と感激している。渡辺さんは、「気を抜かず、今後の動きについて交渉を進め、一刻も早く手術までこぎつけたい」とブログで伝えている。
今後の動きは、同事務局ブログ http://ameblo.jp/nanyangeheartoperation/ 参照。?
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