今年9月30日に、神戸大学では初めての「ホームカミングデイ」が実施されることになった。演出など詳細はまだ決まっていない。ここ数年、国公立大で実施する大学が増えている。【4月30日 神戸大NEWS NET=UNN】
卒業生をキャンパスに招いて、大学との結びつきを強める「ホームカミングデイ」が、神戸大でも9月30日に初めて実施される。一部の、展示などはサークルのOB会などに打診があったもようだが、演出の詳細は決まっていない。
大学は、「独立行政法人として新しい運営が始まった神戸大学を知ってもらい、現役の学生や教職員と卒業生の交流の場にしたい」としている。本音の部分では、近年の同窓会離れになんとか歯止めをかけ、国立大学法人の運営に、卒業生の金銭的、人的な支援を得たい狙いだ。
国公立大では、ここ数年、ホームカミングデイを行う大学が増えている。
阪大は、4月30日に、春の新入生歓迎祭「いちょう祭」にあわせる形で第1回を開催した。一橋大も、6月に第1回のホームカミングデイを行う。
名大は、昨年初めて実施。大学と全学同窓会の共催で、総長のあいさつなどの式典とあわせて全学同窓会の総会も行った。大学施設公開や、トヨタ相談役の講演会も行われた。お茶の水女子大でも、2002年に第1回を開催。大阪市立大は、同窓会連絡会が主催、大学と学友会が共催で、昨年10月に4回目のホームカミングデイを開いた。
実施の形態はさまざまだが、卒業生の多い私立大などでは、学年を特定して招待するという形式をとるところが多いようだ。
早稲田大は、昨年40回目のホームカミングデイを実施。卒業50年目の昭和31年卒、45年目の36年卒、35年目の46年卒、25年目の56年卒の同窓生を招いている。同期入学で卒業年が遅れた同窓生も招く配慮をしている。
関西学院大も同様で、昨年は、卒業50年以上、同35周年、25周年の卒業生を「メインゲスト」として案内状を郵送している。
演出も大学ごとに特色がある。昨年第4回のホームカミングデイを行った東大では、管弦楽団、合唱部、競技ダンス部など現役学生や、ジャズ演奏のOBが参加してのステージの部と、記念式典の部の2部構成。記念式典は、OGの渡邊あゆみNHKアナが司会を務めている。このほか、キャンパスツアーや、吹奏楽部のパレードなどもあり立体的な演出だ。?
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