二部昇格ならず 関西学生ソフトボール

Photo 関西学生ソフトボールリーグの二部昇格をかけた三部優勝決定戦と入替戦が5月5日、万博記念公園スポーツ広場で行われた。第一試合の優勝決定戦で大経大に7-9で敗れた神戸大は、最後の望みを入替戦に託すが、第二試合の勝者である流科大に5-14で敗退。二部昇格はならなかった。【5月5日 神戸大NEWS NET=UNN】

 勝てば二部昇格、負ければ入替戦で結果を争う第1試合。
 序盤から点の取り合いになったこの試合は二回、神戸大の先発鈴木が四球からリズムを崩し、二点適時打で先制を許してしまう。しかしその裏、神戸大は森本の右前適時打をきっかけに4得点し逆転に成功。四回にも鈴木は四球でためた走者を返され逆転を許すが、すぐにその裏二死三塁から柴田が右前適時打を放ち同点。試合を再び振り出しに戻す。
Photo 結末は五回、鈴木の投球の乱れから神戸大は4点のリードを許してしまい、反撃も及ばず7-9でタイムオーバーを迎え、試合終了。二部への自動昇格の望みを断たれた。
 神戸大の小出主将(発達・3年)は第1試合終了後「最悪の(試合)内容だった」と一言。「チームの悪い部分が全部出てしまった。とりあえず次の試合に(負けを)引きずらないように、選手一人ひとりに話をしたい」と淡々と話した。

 続けて第4試合に行われたのは入替戦。神戸大は三部降格がかかる流科大と激突した。
 互いに後がないこの試合、神戸大は再びエース鈴木に先発を託す。鈴木は粘りのピッチングを展開するものの、流科大の猛攻を受け4回表を終え1-7と大きくリードを広げられる。意地を見せたい神戸大は4回裏に柴田、北野の連続適時打などで4点を返すが、5回にはここまでマウンドを守ってきた鈴木がついに力尽き、一挙7点を入れられ試合終了。二部昇格の夢はついえた。
 この試合で引退となる唯一の4年生森本(理学部)は「(4年間は)とても早かった。後輩達にはチームワークよくやってほしい。きっといいチームになれる」と話した。
 小出主将は「ここまでは勢いで勝っていたが、今日は実力がそのまま出てしまった」と振り返ったうえで、「これからは一人ひとりが何をすべきか理解し、行動していくことが必要。それができればおのずからチームの実力も上がり、二部も近づいて来る」と今後の課題をあげた。

Photo●第38回関西学生ソフトボールリーグ戦(5月5日・万博記念公園スポーツ広場)
▽第1試合(三部リーグ優勝決定戦)
大経大 020 34=9
神戸大 040 12=7
【大経大】○阿南-川濱
【神戸大】●鈴木-北野

▽第4試合(二部三部入替戦)
流科大 130 37=14
神戸大 100 40=5
【流科大】○浅田-徳山
【神戸大】●鈴木-北野


【写真中】第4試合四回裏 柴田の安打で本塁へ突入する鈴木。
【写真下】第4試合終了後 悔しさをにじませる小出主将(写真左)と唯一の4年生森本。(いずれも5月5日・万博記念公園スポーツ広場で 撮影=塚本京平)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

月別アーカイブ

サークル・部活総覧

  1. 神戸大のサークル・部活のツイッター・アカウントを探せるぞっ!クリックすると、『神大PORT…
  2.  神戸大学の文化系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  3. 神戸大学のスポーツ系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  4. 神戸大学の医学部のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随時更…
ページ上部へ戻る