ビジネスの現場から 基礎的英語力の必要性

Photo 神戸大国際コミュニケーションセンターが実施している「PEP(Professional English Presentation)導入による先進的大学英語教育改革」のプロジェクトに関するシンポジウムが9月23日、国際文化学部で開かれた。あわせて行われた講演では、ビジネスの面から大学での英語学習の必要性が強調された。【9月23日 神戸大NEWS NET=UNN】

 神戸大は平成17年度に、文部科学省現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)「仕事で英語が使える日本人の育成」プログラムに採択された。以降、外国語教育の研究機関として新たに学内に設置された国際コミュニケーションセンターが中心となり、全学からの選抜学生に対して高度な英語プレゼンテーション教育を施し、国際社会で真に主導的立場を取ることができる有為の人材開発を目的として活動している。  そして今回、その一環として行われているプロジェクトに関するシンポジウムが開かれた。シンポジウムではプロジェクトの進捗報告や、英語教育に携わる研究者を招いた研究発表や講演も行われた。中でも講師として招かれた三輪裕範さん(伊藤忠商事株式会社調査情報室長)や野田浩志さん(元米国川崎重工業株式会社社長)、栃谷亜紀子さん(P&Gジャパン(株))らは、講演の中で大学生活での英語学習の必要性を説明した。  三輪裕範さんは「仕事で必要なのは読解力」と話し、対話力重視の傾向の中にバランスをとることを求めた。また以前と比べて今の学生の英語力の低下を指摘し、「読解力を伸ばすためには、とにかく英文を読むこと」として具体的にJapan Timesの社説を読むことなどを薦めた。野田浩志さんは基礎的なところをおろそかにしないためにも、しっかりとした語彙力の必要性を挙げた。また栃谷亜紀子さんは、自身の転職の話なども交え「目的がないところで英語を習得するのは難しいので意味づけを」と、学習において目的意識を持つことを促した。  講演には学部生も2人来場しており、いずれも1年生ということで英語学習への意欲を示していた。他にも会場には大学院生なども集まり、講師に質問するなど熱心に聞き入っていた。


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