奈良大に逆転勝ち 近畿学生野球リーグ


近畿学生野球秋季リーグ第5節1回戦が南港中央野球場で行われた。神戸大は初回、エース齋藤が2点を失う。しかし、6回裏に成田が逆転の適時打を放つ。その後も追加点を重ね、奈良大に6-2で逆転勝ちした。【10月4日 神戸大NEWS NET=UNN】

「高めに浮いてしまった。ストレートが速くないんで、変化球がストライク入らないときつい」と齋藤は振り返る。
 初回。走者を一塁に置く場面。エース齋藤は連続して暴投。先制点を許してしまう。さらに、適時打も打たれ早くも2失点。
 対する奈良大の先発は右サイドスロー。神戸大打線はチャンスを作るものの、あと一打がでずに苦しむ。しかし、五回裏に1点を返すと六回裏。一、三塁のチャンスに主将の成田。「序盤のチャンスをつぶしてしまったが、努力の量はこっちの方が上。(チーム内に)こんなピッチャーに抑えられてたまるかという雰囲気があった」と感じていたいう。五球目を叩き、左中間を抜ける、走者一掃の2点適時三塁打で逆転。その後も神戸大は追加点を重ねる。
 齋藤は2回以降、立ち直る。七回から八回にかけては四連続三振を奪い、九回を完投。神戸大が2-6で奈良大に逆転勝ちした。
 成田主将は「誰かが口火を切ったらノっていけるチーム。もっと早くからすればよかった」と勝ち試合にも関わらず反省した。
 中村監督も「一回の攻防は情けない。格下だという気持ちがあったら勝てない。初回は甘さがでた」と厳しいコメント。齋藤についても「初回ものすごく悪かった。たまに立ち上がりが悪い」と苦言を呈したが、「信頼しているのですぐ立ち直ると思っていた」とその信頼は揺るがなかった。(記者=西田健悟、濱田直毅)

●近畿学生野球秋季リーグ第5節1回戦(10月4日・南港中央野球場)
奈良大 200 000 000=2
神戸大 000 013 02=6
【奈良大】●篠原、万歳-松下
【神戸大】○齋藤-余田?

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