関西学生アメフットリーグ神戸大-京大が10月29日、王子スタジアムで行われた。神戸大は第1Qで先制を許したものの、第2Qで逆転。以降の流れを引き寄せ白星を飾った。この試合で神戸大は、史上初めてリーグ戦で京大に連勝した。【10月29日 神戸大NEWS NET=UNN】
昨年、神戸大は京大に8年ぶりに勝利した。神戸大にとって京大は同じ国立大として負けられない相手。試合前、安井ヘッドコーチは「(京大は)強くヒットしてくる。気持ちの面で負けんようにしようと(チームに)言った」と話す。
第1Qは先制点を奪われ、終始京大ペースの悪い流れ。しかし第2Qに入り、神戸大は着実にファーストダウンを更新。敵陣5ヤードまで迫ると、WR大園がQB多和からのパスをキャッチしTD。同点とする。その直後、京大がファンブルしたボールをLB玉井がリカバー。神戸大に攻撃権が移ると、RB中井が45ヤードを独走し逆転TDする。8分にもWR大園がTDを決め21-7とリードを広げ、前半を折り返す。
第3Qは、ともにFGを1本ずつ決め点差は開かない。第4Q開始直後、QB大原がTE東内への35ヤードTDパスを通す。その後、京大にTDを許すが、試合終了間際、WR大園がこの試合3本目となるTDパスをキャッチ。この試合も1年生コンビWR大園とTE東内が大活躍。パスの総獲得ヤード数では、WR大園は105ヤード、TE東内が81ヤードを獲得した。神戸大が40-16で京大に勝利した。この試合で、神戸大はリーグ戦で京大戦2連勝という初の快挙を成し遂げた。
安井ヘッドコーチは「今日はパスで勝負しようとした。最後まで闘争心を失わず戦った結果」と試合を振り返った。また「(前の試合のあと)大園は悔しい思いをしていた。(チームを)しっかりと押してくれた」と話し「(東内は)集中力切らさずしっかりやってくれた」と両選手をねぎらった。(記者=濱田直毅、古田直矢)
●関西学生アメフットリーグ(10月29日・王子スタジアム)
神戸大 0 21 3 16=40
京大 7 0 3 6=16
【写真】第2Q4分、45ヤードの独走TDを決めたRB中井。(10月29日・王子スタジアムで 撮影=入江敦央)
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