日本で唯一、夜通し開催される神戸大夜間主の「厳夜祭」。腰をおいて一杯酌み交わせる一夜。11月11日から12日にかけて行われた祭りのオープニングを飾ったのは、中高校生4人組。地元・六甲学院のジャクリングサークル。六甲祭と一味違う雰囲気で会場は盛り上がりを見せた。【11月12日 神戸大NEWS NET=UNN】
厳夜祭には厳夜祭実行委員長の坪田卓巳さん(経営夜・3年)さんの「地域と密着した祭りに」とのこだわりが込められている。協賛を地元の店に限ってお願いし、地元ミュージシャンを呼び、商店街にイルミネーションを借りた。「生活が大学と家の往復だけにならないきっかけになれば」。 神戸大夜間主コースは昨年度、経営学部で廃止され現在は経済学部のみ。去年は厳夜祭の開催も危ぶまれた。そんなとき「日本で唯一の学祭をやめてしまうと二度復活できない」と手をあげたのが坪田さんだ。夜しか大学にいない自分たちは「マイノリティー」。「ぼくらはいるんだ」というアピールの場ととらえる。夜間主への熱い思いが坪田さんを動かす。 厳夜祭では、夜間主のサークルなどが一晩中模擬店を営業した。12日早朝のラジオ体操第一で眠たい体を起こすと、厳夜祭の長い夜は終わりを告げた。「今年作った流れをとめたくない」(坪田さん)。
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《訂正》見出しとして「後夜祭実行委員長の言葉から」とお伝えしましたが「厳夜祭実行委員長の言葉から」の誤りでした。おわびして訂正します。(編集部 2006年11月18日午後11時52分入力)?
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