貴重な資料を公開 東アジアのなかの日本

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 神戸大付属図書館主催の展示会が11月10日から17日にかけて社会科学系フロンティア館3階プレゼンテーションホールで行われている。今年のテーマは「東アジアのなかの日本-古地図と文献に見る交流の風景-」。11、12日に展示会に訪れた。【11月13日 神戸大NEWS NET=UNN】

 今年で3回目を迎える展示会。初日は約50人が来館したという。今回、東アジアをテーマにしたのは13日から百年記念館などで行われる「東アジアweek2006」にあわせる為だ。
 付属図書館は全部で9つ。その中で最も古い歴史を持つ社会科学系図書館から展示品の約8割が出展されている。社会科学系図書館には大正15年に、神戸大の前身である神戸高等商業学校に海運研究学者の住田正一氏が寄贈した資料「住田文庫」を有する。その為東アジアに関する資料が数多く存在するからだ。
 今回の展示会の目玉は「アブラハム・オルテリウス」と呼ばれるアジア地図。16世紀オランダで出版された。当時ヨーロッパではアジアは未知の土地だった。その為、大阪と京(京都)の位置が反対になっているのも特徴的だ。
 付属図書館情報・サービス課長補佐の北村文男さんは「来場者から『常設展もしてほしい』との声を聞くことができた。それなりの評価をもらえた」と話す。  大学が法人化したのを契機に始めたこの展示会。会場には学生の他、年配の方の姿も数多く見られた。普段見ることができない資料がこの期間だけ見ることができ、貴重な体験になるはず。一度足を運んでみてはどうだろうか。


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