アゼリア呉服座寄席「大阪冬の陣2006」(学生落語の会)が12月23日、池田市民文化会館で行われた。全国から14大学が参加。神戸大学落語研究会からは甲家敷知(かぶとやしくじる)さん(法・1年)が出演した。【12月23日 神戸大NEWS NET=UNN】?
今年で5回目となるアゼリア呉服座寄席「大阪冬の陣」。池田市が主催をする。地域住民に落語好きが多く、この時期に全国の大学の落語会を集めて開催をしている。今年も出演者を募集し、全国から精鋭らが池田に集合した。?
神戸大からは甲家敷知さんが高座に座った。演目は「犬の目」。目を患った男が、知人の紹介で少し変わった医者に診てもらう。医者は目をくりぬいて液体につけ、修繕してまたはめ込むという治療を試みる。しかし、最初は液体に漬けすぎたため、目がふやけてもとに収まらない。次に、ふやけた目を膨らまそうと日なたに干していると、犬に食べられてしまった。結局、医者は仕方なく、その犬の目をくりぬいて内緒で男にはめ込む。後日、男の視力は回復をする。だが、小便をするとき、犬のように片足をあげてしまうようになったという話。
自ら志願し、初めての大舞台に上がった敷知さん。巧みな口調と全身を使った表情豊かな落語に観客からは大きな笑いが巻き起こった。
寄席を終え、敷知さんは「かなり大きな舞台で緊張したけど、自分なりの落語ができて満足してます」と笑顔。「先輩らに学んで練習していって、よりよい落語を目指したい」と話した。
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