阪南大との延長戦制す 近畿学生野球リーグ

近畿学生野球春季リーグ第3節1回戦、神戸大-阪南大が4月20日に南港中央野球場で行われた。神戸大は10回に松本(工・4年)が勝ち越し適時打を放ち、エース齊藤(発達・4年)が完投。3-2で阪南大との延長戦を制した。【4月20日 神戸大NEWS NET=UNN】?

 執念が生んだ一勝だった。阪南大の先発は昨秋の最優秀投手・山口。「(相手投手を)意識はしなかったが、3点差以内のロウスコアになるだろうと思っていた」(齊藤)。その言葉通り、試合は今季リーグ戦初の延長戦にまでもつれ込む接戦となった。
 「最初はあまりよくなかった」と齊藤。2回裏に1点こそ失うものの、抜群の制球力で尻上がりに調子を上げていく。「真っすぐが思ったとこに放れたのが良かった」(齊藤)。キレのある直球を主体に、阪南大打線に対し三振の山を築く。一方、神戸大打線は2回表に2点を奪うが、それ以降、阪南大の山口を前に好機を作ることができない。
Photo 1点リードの7回裏。神戸大は齊藤のけん制悪送球などエラーが重なり、阪南大に同点を許す。だが、「自分のけん制の悪送球で打たれたっていうか、気持ちを切り替えてやっていこうと」(齊藤)。開き直った齊藤は9回を投げきったが、決着はつかず。神戸大・齊藤と阪南大・山口の投げあいは延長戦へ突入した。
 迎えた10回表だ。三塁に走者を置き、打席には松本。詰まりながらも中堅の前へ打球を運んだ。「よく松本が執念のヒットを打ってくれた」(中村監督)。少ない好機を生かし、神戸大は勝ち越しに成功。その裏、齊藤がしっかりと無失点で締め、10回127球11奪三振の完投勝利。阪南大・山口に投げ勝った。
 この勝利に中村監督は「齊藤の好投に尽きる」とニンマリ。だが、齊藤は「明日、勝たんと意味がないんで」。二強の一角からの勝利にもエースは浮かれることはなかった。?

●近畿学生春季リーグ第3節1回戦(4月20日・南港中央野球場)
神戸大 020 000 000 1=3
阪南大 010 000 100 0=2
【神戸大】○齊藤-河嶋
【阪南大】●山口-松下

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

月別アーカイブ

サークル・部活総覧

  1. 神戸大のサークル・部活のツイッター・アカウントを探せるぞっ!クリックすると、『神大PORT…
  2.  神戸大学の文化系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  3. 神戸大学のスポーツ系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  4. 神戸大学の医学部のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随時更…
ページ上部へ戻る