神戸大自由劇場第151回公演「CRYSTAL EVE」が6月28日から7月1日にかけて、六甲台講堂で行われた。7月1日の最終公演には悪天候にも関わらず、多くの観客が詰めかけた。【7月1日 神戸大NEWS NET=UNN】
時は2835年。核戦争により滅亡した地球から脱出した人類は、700年の時を経てもまだ地球への希望を失ってはいなかった。科学者リサ・インガルス・アドマイヤーはタイムマシンを開発させ、スパイの疑いを掛けられて無念の死を遂げた愛する夫ホークとの未来を救うため、孫のジャックと共にタイムスリップを決行する。
演出を手掛けた鈴村良介さん(経営・3年)は3年前に劇団PEOPLE PURPLEが演じた「CRYSTAL EVE」を見て大きな感動を受け、猛勉強の末に神戸大学に入学し、自らもまたこの作品を手掛けた。「初めてこの作品を見たときの感動はとてもストレートにきた」と鈴村さん。部員には「気持ちを解放して『人を想うこと』の大切さを伝えて欲しい。そうしないとお客さんの気持ちを動かせない」と話したという。その気持ちが伝わったのか、涙を流す観客の姿も見られた。
「麻疹休校で思うように全体練習が進められず大変だったが、その分みんなの集中力が高まって良い最終公演にできた」と話すのはホッパー役の高山陽佑さん(法・2年)。部員に招待されて見に来たというアメリカ人留学生は「演劇を見るのは初めてだったが、とても楽しかった。またぜひ見に来たい。」と笑顔で話した。
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