関西学生アメフット神戸大-京大が9月17日、西京極陸上競技場で行われた。試合はシーソーゲームの展開となるが、神戸大は後半に攻めきることができず、14-21で敗れた。【9月18日 神戸大NEWS NET=UNN】
神戸大の今シーズンの目標は「全勝」。しかし前節では関大に敗れている。この試合に勝たなければ、長年の悲願である甲子園ボウル出場も厳しくなってくる。神戸大にとって負けられる試合などなかった。
試合開始4分後、神戸大のパントを京大DB小澤がキャッチ。リターンをディフェンスが止められない間に小澤は72ヤードを走り、先制のタッチダウン。しかし、その直後にTDのお返しとばかりに、DL春山(法・3年)がタックルで京大QB宮下を倒す。宮下のファンブルしたボールを春山がリカバーに成功する。このプレーから試合の流れは神戸大に。第2Q4分、神戸大のQB大原(経済・3年)のロングパスをWR大園(発達・2年)が見事にキャッチ。大園は残り30ヤードを独走し、試合を振り出しに戻すTDを決める。その2分後にも、大原、大園のホットラインでパスが通り、ついに逆転のTDを決める。ただ築いたリードは30秒も続かなかった。このTDから20秒あまりで、京大もTDで応酬。再び同点に。京大はその流れに乗ったまま、前半終了間際にもTDを決め、神戸大を突き放す。しかし前半終了時点での差は7点。すぐ逆転できる点差に思われた。
そして後半。神戸大は一転して、試合を有利に進める。しかし第3Q、第4Qにそれぞれチャンスの場面でパスをインターセプトされるなど、前節から目立つ決定的な場面でのミスが出始める。第4Qにはエンドゾーンまで残り5ヤードの地点で、京大ディフェンスのQBサックが炸裂。ここでも得点できずに攻守交替を迎えてしまう。しかし神戸大ディフェンスも相手の得点を許さず、両者得点できないまま、14-21で試合終了。神戸大は前節から2連敗を喫し、甲子園への道はさらに厳しくなった。
試合後、WR大園は「チーム内に焦りがあるし、1つ1つのプレーの歯車が合ってない」とチームの課題を話す。次の試合は立命。神戸大のベストプレーが見られるのか。選手たちは暗中模索している。
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