首都圏で学生支援 神戸大東京オフィス

平成16年4月、神戸大学が首都圏で就職活動を行う学生の支援などを目的として設置した「神戸大学東京オフィス」。場所は、東京都千代田区丸ノ内、帝国劇場ビル地下2階にある神戸大学の同窓会施設内。既に約3年半を経過している。【10月17日 神戸大NEWS NET=UNN】

 「神戸大学東京オフィス」が果たす役割とは何か。関西の大学が国立、私立問わず東京に学生の就職支援を目的に事務所を構えるのは珍しくなくなった。このような背景を「良いことかどうかは別として、企業の本社が東京へ一極集中し、これがますます激化しているから」と同オフィスに勤めるコーディネータの植村達男さん(昭和39年経済卒)は語る。

 面接、会社説明会、インターンシップ等の就職活動だけでなく運動部員が試合の為に神戸大学の学生が上京してくることが多い。その中の一部の学生が東京オフィスに顔を出す。今年1月以降9月末までに来訪した学生数は75人。残念ながら、多いとはいえない。「もっと沢山来て欲しい」と、植村さん。

 「神戸大学東京オフィス」は、就職支援、首都圏での神戸大学の広報、情報収集を主な活動業務としている。面接の時間待ちの間に訪れた学生は、同オフィスでコーディネータや同窓会に訪れた他の先輩たちと会話をする。このことは結果として面接の予行演習ともなる。面接からしょげて帰ってきた学生の”心のケア”を行うこともあった。植村さんは現役学生に向けて「ギブ・アンド・テイクを大切にしてほしい」と語りかける。社会人となったら今度は学生たちの先輩訪問の相手となってほしいという趣旨だ。

 これまでの広報活動の成果が出始めている。卒業生や教授たちの著作物の紹介がエコノミストや東商新聞(東京商工会議所発行)に掲載されてきた。また、「神戸大学東京オフィス」の存在も朝日新聞の取材や東洋経済の記事やホームページ等により知られてきている。その結果、神戸大学の学生を採用する目的で大手企業などが同オフィスに来訪するようになった。植村さんは現状には満足せず、もっと多彩な広報活動を行いたいと話す。?


●神戸大学東京オフィス
場所・東京都千代田区丸の内3-1-1帝国劇場ビル地下2階神戸大東京凌霜クラブ内
営業時間・月曜日から金曜日の午前10時から午後5時まで。
備考・夏季冬季の休暇がある為、訪問する場合事前に連絡する方が確実。パソコン、プリンター等の利用が可能。コーヒー等の飲料は無料で提供する。
コーディネータ・植村達男(経済卒)、渡辺あゆみ(農卒)、松原悦枝(文卒)


【訂正】主見出しを一部変更いたしました。(「関東」から「首都圏」)(10月18日・午後3時24分 編集部入力)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

月別アーカイブ

サークル・部活総覧

  1. 神戸大のサークル・部活のツイッター・アカウントを探せるぞっ!クリックすると、『神大PORT…
  2.  神戸大学の文化系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  3. 神戸大学のスポーツ系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  4. 神戸大学の医学部のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随時更…
ページ上部へ戻る