神戸大フットサル部フォルサが先日行われた第13回全日本フットサル選手権兵庫県大会を制した。しかし、屋内でボールを蹴るその競技に情熱を注ぐ神戸大生はフォルサの選手だけではない。神戸大フットサル部ゲレイラ、神戸大女子フットサルサークルフロレセール、2つのチームの素顔に迫る。前編は、来年度からの兵庫フットサルトップリーグ昇格を決めたゲレイラだ。【2月1日 神戸大NEWSNET=UNN】
○兵庫フットサルトップリーグ昇格を決めたゲレイラ
「何も考えずにシュートを撃ったら、入っちゃった。でもあれが昇格を決めたゴールだったと思う」。P吉田主将(国文・3年)が、笑ってリーグを振り返った。
今年度、神戸大ゲレイラは兵庫フットサルミドルリーグに所属。今年度から新設されたミドルリーグでは、後期1位リーグ上位2チームがトップリーグDiv.2に自動昇格する。ゲレイラはミドルリーグのオープン戦という形で行われるプレリーグを優勝し、開幕に向けて、ある程度やっていける自信はあったという。「入学してからの2年間、最後の最後で(トップリーグ参入を決める)入替戦に負けて、悔しい思いばかりしてきた。去年の暮れからキャプテンを託されて、今年こそはもう勝つしかないなと」。
ブロック別前期リーグを1位でフィニッシュし、迎えた9月16日、「事実上の決勝戦だと思っていた」(吉田主将)後期1位リーグ初戦。相手は得点ランキング上位に選手が名を連ねる、強豪DIABLETI。ヒートアップする相手にも冷静に対応し、2-1で試合終盤を迎えた。だがこの時間帯で、ゲレイラのキーパーが痛恨の退場処分。「とにかく守りきることだけを考えた」という主将、控えのキーパーを投入し、フィールドプレーヤーを3人に減らす。そんな逆境の中、冒頭のゴールが生まれた。相手シュートのこぼれ玉を拾った吉田がドリブルでつっかけ、右サイドから思い切ってシュートを放つと、ネットが揺れた。主将の一撃で大事な試合をモノにしたゲレイラは、その後の2試合も危なげなく勝利を収め、歓喜の瞬間を迎えた。
「来年は、今年と違ってチャレンジャーの立場。でも、決して勝てない相手ではない。まずはDiv.2で優勝して、Div.1でも優勝してみせる」と、トップリーグに向けて、主将は意気込む。そんな主将が、技術・精神面共に大きな期待を寄せるのが、A藤永副主将(経済・2年)だ。「昇格できたっていうのは、もう昔のこと。現状に満足せず、もっと上を」、期待の副主将は前を見据える。
~そのゲレイラと、フォルサのマネージャーらから生まれたチームが、フロレセールだ。後編ではそのフロレセールに焦点を当てる。
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