近畿学生野球春季リーグ第2節1回戦、神戸大-奈教大が4月9日、南港中央野球場で行われた。神戸大は格下相手に苦しみながらも伊勢本(工・3年)が1失点完投の活躍を見せ、2-1で勝利した。【4月7日 神戸大NEWS NET=UNN】
ノーヒットノーランと初完封は逃しても、初完投と初勝利は手放さなかった。
この日は打線の援護が無い中、孤軍奮闘のピッチングを開幕投手の伊勢本が展開。「後ろから安心して見ていられた」と先制打の木下(発達・3年)も話すよう、7回1死まで安打を1本も許さないほぼ完璧な内容。9回に1失点を喫しても、最後は二者連続三振で試合を締めた。
伊勢本は「初勝利がかかっていたので楽しんでいこうとした。ノーヒットノーランも完封も意識しなかった」とそっけない感想を残したが、「粘り強い投球を意識している。スタミナには自信がある」と開幕から2戦を投げての手ごたえも口にした。
打線は12安打を放ちながら2得点、12残塁とちぐはぐな攻撃を見せたが、中村監督は「しっかりチャンスを作れたし、まあこんなもん」と意に介さない様子。まずは伊勢本、安井(経営・4年)という2本柱の確立と、リーグ3連勝スタートに満足といったところか。
「私大相手にも自分の投球がしたい」と伊勢本。阪南大、奈産大との対戦が控えるリーグは、ここからが正念場となる。
●近畿学生春季リーグ第2節1回戦(4月9日・南港中央野球場)
奈教大 000 000 001=1
神戸大 000 001 10x=2
【奈教大】●小崎-丸山
【神戸大】○伊勢本-中田
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。