関西学生男子バスケットボールリーグ第1戦、神戸大-関学が9月6日に松下電器体育館で行われた。4位以内に入り全日本学生選手権大会(インカレ)出場を目指す神戸大は、昨年2位の関学を残り6秒で撃破。68-67で勝利した。【9月6日 神戸大NEWS NET=UNN】
残り6秒。2点を追う絶対絶命の展開だった。外からのシュートは外れたが、オフェンスリバウンドを拾ったSG西田(国文・4年)はゴール下の密集地帯に飛び込み、同点のシュート。同時に相手のファウルも奪い、フリースローをもぎ取った。
「とりあえず無心でした。無心でいつも通りに」と西田。逆転のフリースローが綺麗な孤を描いてゴールに沈むと、関学の最後の攻撃に備えた。
関学からPF蘆田(国文・4年)がボールを奪い、前方へ。パスを受けたG堀江(理・4年)は高らかとボールを投げ上げ、試合終了のブザーが鳴った。
ベンチはお祭り騒ぎとなった。作戦指揮をとった立山コーチも「あれはびっくりしましたね」と窮地を救った西田に称賛した。
西日本学生選手権8強の実力はダテではない。開始5分間は1本のシュートも入らず、10点をリードされた。だが、選手たちは冷静だった。「僕らは最初の出だしがいつも悪いんで」と堀江。C蔵田(経済・4年)、PF蘆田(国文・4年)、西田ら長身3人が中心となったディフェンスでリズムを作り、攻勢に転じた。
明日は今年に入ってから低迷が続く名門の近大と対戦。西日本学生選手権では大差で破った相手だが、「おごることなくやる」と立山コーチ。リーグ戦でも神大旋風を巻き起こす。
●関西学生男子バスケットボールリーグ第1戦(9月6日・松下電器体育館)
神戸大 68 8-16 67 関 学
19-15
21-10
20-26
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