関西の企業の現状を課題とし、解決策や戦略を提案する関西ビジネスケースコンペティション2008(KBCC’08)の企業訪問が9月26日、三宮にあるネスレコンフェクショナリー株式会社の本社で行われた。講演会や商品の試食会、グループディスカッションなどが行われ、参加者同士や社員らと意見交換に取り組んだ。【9月28日 神戸大NEWS NET=UNN】
冒頭に経営学部OBでネスレコンフェクショナリー株式会社代表取締役社長を務める高岡浩三さんにより、同社を代表するブランド「キットカット」の成り立ちやマーケティングについての講演が行われた。過去のCMや受験キャンペーンの展開を例に、映像を交えながらキットカットの軌跡や将来の展望を語った。その後、新商品の試食会が行われ、参加者らは今秋発売予定の3商品を味見。東京地域限定で発売されるしょうゆ風味のキットカットが学生らの人気を集めた。
また社員を交えたグループディスカッションでは、「恋する女子大生」などのターゲットがチームごとに設定され、マーケティング手法について議論。集約した意見をプレゼンとして発表した。引き続き意見交換会が行われ、参加した学生らは多くの質問を社員にぶつけていた。
運営スタッフの松山愛さん(経済・1年)は「春から運営に関わるようになった。KBCCはビジネスのことが学べたり、社会人の方と関われる良い機会だと思う。授業よりKBCCの方が面白い」と話した。
「すごく良かった。満足した」と話したのは、今回の企業訪問に参加した濱西望さん(法・4年)。実際に社員らと意見交換をして感じたのは「ブランドには人それぞれの定義がある」ということ。高岡社長の講演を聞き、「キットカットへの情熱や思いを強く感じた」と話した。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。