関西学生ソフトボール三部リーグ決勝、神戸大-流科大が11月30日、万博記念公園スポーツ広場で行われた。神戸大は5回に先制点を奪われるもすぐに逆転し、そのまま逃げ切って三部リーグ優勝。2年ぶり二部リーグ昇格となった。【12月25日 神戸大NEWS NET=UNN】
思わぬ形で均衡は破れた。1死2・3塁という最大のピンチをエース美馬(理・1年)が2者連続3球三振という最高のピッチングで凌ぎ、流れを引き寄せたかに見えた神戸大。しかし5回表、美馬が真ん中に入った速球を狙われ右中間へ特大の一発を浴び、欲しかった先制点を奪われてしまう。
しかしこれが沈黙していた打線を起こすきっかけとなった。その裏神戸大は安打と死球で1死満塁のチャンスを作り、柴田憲(医・2年)の右前適時打で同点。続く塚本(文・3年)の初球スクイズが敵失を誘ってさらに2点。3番山本(工・3年)の犠飛でさらに得点を奪い、一気に試合を決めた。
最後はタイムオーバーで試合終了。三部に転落した苦い思い出からちょうど一年。神戸大は三部優勝で昇格を決め、再び二部の舞台に立つことになった。
世代交代の中で2年前の三部優勝メンバーは大半が引退し、すぐに二部から転落。新たなメンバーで臨んだ春季三部リーグも惨敗。屈辱を何度も味わったチームが、ようやくこの日ようやく自分たちの手で栄光をつかんだ。
来春からのリーグは転落を味わった過去の自分たちとの戦いでもある。新たな目標に向け、二部での戦いは今日この日から始まっている。
●関西学生ソフトボールリーグ・三部決勝(11月30日・万博記念公園スポーツ広場) (試合時間80分) 流科大 000 010=1 神戸大 000 040×=4 【神戸大】○美馬-塚本
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