京阪神の国立大3大学による「第2回京都大学・大阪大学・神戸大学連携シンポジウム―都市と地域の防災・減災~自助・共助・公助そして企業の『産助』~」が1月14日、大阪国際会議場特別会議室で行われた。3大学の連携による知の創出と発信をテーマに講演、パネルディスカッションが催され、災害からの復興や防災について議論が交わされた。【1月14日 神戸大NEWS NET=UNN】
シンポジウムの開催に先がけ、3大学の総長、学長があいさつを行った。神戸大の野上智之学長は「今日のシンポジウムが豊かな成果を持って継続し、大学が本当に一人一人の市民の生活にとって必要不可欠な存在となるように、3大学が邁進していく」と話した。
あいさつの後、京大の前総長で財団法人国際高等研究所の尾池和夫さんをはじめとした5人が大学、行政、企業の観点から防災や災害復興について講演を行った。海外からも講演者を招き、国際的な防災戦略や平成17年にアメリカで発生したハリケーンを事例とした災害復興に関する講演が展開された。
「企業の事業継続力を被災地の復興に生かす」と題されたパネルディスカッションには、経営学研究科の正司健一教授がパネリストとして参加。井戸敏三兵庫県知事、貫名英一コクヨファニチャー株式会社代表取締役社長らとともに、産学官の防災・減災について意見交換を行った。
次回の3大学連携シンポジウムは神戸大が幹事を務め、「持続可能な社会」をテーマにバイオテクノロジーの可能性を探る。幹事は3大学が輪番で務め、平成23年まで開催される。
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