サポートステーション灘・つどいの家で、神戸大学生震災救援隊が「1.17をのんびり過ごす会」を行った。1月16日の夕方から17日朝にかけて救援隊のメンバーが集まり、14年前の震災を振り返った。【1月17日 神戸大NEWS NET=UNN】
救援隊の活動は阪神・淡路大震災から始まった。その原点とも言える日に「1.17をのんびり過ごす会」は行われる。震災直後は文字通り「救援隊が集まる日」だったが、震災から時が経つにつれ「1年生に、震災、そして救援隊について知ってほしい」という主旨になった。
会は、鍋を囲んで歓談することから始まる。皆で温かい鍋を存分に楽しんだ後は、震災で救援隊が活動していた様子のビデオを上映や、今年は能登半島地震被災地の仮設住宅で区長をしている藤本幸雄さんの話に耳を傾けた。そして、地震が発生し多くの人たちが亡くなった午前5時46分に合わせて黙とうをする。
救援隊代表の入福啓介さん(発達・3年)は、1年生の時にビデオで震災の生々しい映像を見て、初めて震災を実感することができたという。「実際に災害に遭われた方の話を聞くことでも、災害を実感することができる。今の1年、2年にもこの会を通して救援隊について考え直してほしい」と話し、次を担う後輩たちへ救援隊の精神を託した。
救援隊学習企画局副局長の武久真大さん(発達・2年)は「目の前のことだけではなく、問題の意味づけをして活動していかないと意味の無いものになってしまう。震災当初の気持ちを大切にしたい。」と力強く語った。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。