野球部の練習が行われている六甲台グラウンド。マネージャーらが順序良く様々な仕事をこなしていた。【4月24日 神戸大NEWS NET=UNN】?
マネージャーは皆同じ動作、リズムでバッターにトスを上げていた。何気ないトスに見えるが、一定のリズムで同じように何球もトスを上げる。最初は上手に出来なかったが、繰り返し練習することで習得したものだと口をそろえて話す。
選手にとって、大事な練習道具であるボール。糸がすぐに切れてしまうため、縫い直すことも大事な仕事のひとつだ。他にも、スイングスピードの計測や、マシンの操作、フォームチェックのためのビデオ撮影など多くの仕事をリズムよくこなしていく。様々な仕事をする上で、心がけていることは練習がスムーズに進むようにということ。視野を広げ、周りを見て自分のすべきことが何かを瞬時に考える。
そんなマネージャーについて金川勇也さん(発達・4年)は「マネージャーさんの数が少ない日は練習が大変です。それくらい頼りになる、大切な存在」と話す。
また選手との距離の近さも特徴の1つだ。誕生日にはお互いに手作りのメッセージやプレゼントを送り、一緒に祝う。この日も円になって歌を歌い、誕生日を祝っていた。合宿ではマネージャから頑張った選手に向けて「マネ賞」を送るのが恒例になっているが、選手からサプライズで「逆マネ賞」をもらったこともあるという。
マネージャーらに選手へのメッセージを尋ねた。返ってきた答えは「神宮(全日本大学野球選手権大会)に一緒に行きましょう」。選手と1つになって戦う意識が、チームに一体感をもたらしている。
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