落語研究会による水無月寄席が6月8日から12日にかけて、国際文化学部キャンパスの休養室で行われた。お昼時に、部屋いっぱいの観客が訪れ、落語や大喜利を楽しんだ。【6月15日 神戸大NEWS NET=UNN】?
学内で行われる寄席では最大となる水無月寄席。千秋楽の12日は、みなと家だいぶさん(発達・2年)による「短命」と、部員8名による大喜利が行われた。
だいぶさんは始めに、「ハイテンション占い師」という小噺を題名の通りハイテンションな演技で演じ、観客を沸かせた。続く、落語「短命」は、町内評判の小町のお婿さんが3人も亡くなったことについて、ものわかりの悪い主人公がお婿さんが亡くなった理由について諭されるもののうまく理解できず、理解してから自分は短命だと悟るという内容。だいぶさんは「表情で表現するのが得意なのと、色っぽい噺をやりたいという思いでこの噺を選んだ」と話した。「初めて披露する噺だった のでお客さんがどんな反応をしてくれるか不安だったけど、反応がよくてよかった」と安堵の表情を見せた。
その後行われた大喜利は、観客からお題を募った。「~は~と解きます、その心は」という形式の謎かけでは、お米やお金といったお題が観客から出され、オチのある回答で観客を感心させた。
大喜利の座長を務めたのは、副会長のかぶとやびす太さん(工・3年)。「お客さんが楽しんでくれているのがわかり、一緒にやるのが楽しかった」と大喜利を振り返った。ちょうど昼休みに行われるこの水無月寄席について、「お客さんの昼休みの暇つぶしになれば」と話した。
中国から来た留学生(国文・1年)は「今日の落語を見て落語へのイメージが変わった。テレビで見た落語よりずいぶんおもしろいと思う」と落語に対する思いを語った。
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