変化もたらす20人 はちの巣座新人公演

神戸大演劇研究会はちの巣座の新人公演「大江戸ロケット」が8月18日に尼崎ピッコロシアターで、8月20日に国際文化学部大講義室D300(シアター300)で行われた。夏休み中にもかかわず大勢訪れた観客の前で、20人の1年生が演技を披露した。【8月21日 神戸大NEWS NET=UNN】?

 時は天保、老中水野忠邦が大改革を行っている時代。江戸の長屋に住む花火師の玉屋清吉は、謎の娘ソラと出会う。彼女は月からやってきた天女だという。「月まで届く花火を作って、私を月に返して」。ソラから信じられない依頼をされた清吉は、長屋の職人らと協力して月までソラを運ぶことのできるロケットを製作する計画を立てる。?

 今回の公演は、1年生にとっては初めての外向けの公演。清吉役を演じた森岡拓磨さん(文・1年)は「あっという間だった」と2日間を振り返る。例年、はちの巣座は一学年10数人程度だが、今年の1年生は20人。人数が多いゆえの不安もあったが、裏方の2年生が忙しく、あまり参加できない状況の中、1年生どうしで劇を完成させていったという。「思うことはバラバラだったけど、『いい劇をしよう』という目標はひとつ。全員が一生懸命で、団結した」とソラ役の?田和佳さん(理・1年)は笑顔を見せた。?

 また、人数が多いことで劇そのものも変化した。演出を手掛けた藤田大輔さん(工・2年)は「今までは人が少なくて、こんな風に(「大江戸ロケット」のように)騒がしい劇はできなかった。1年生のエネルギーが表現できるのがこれ(「大江戸ロケット」)だった」と明かす。実際、公演1日目のアンケートにも、「今までのはちの巣座とは違っていた」という感想があったという。?

 次回の公演は11月14日の厳夜祭。これまでとはちょっと違った「新生はちの巣座」が見られるかもしれない。

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