山腹に立地し、キャンパス内においても坂や階段が多い神戸大六甲台地区。通学手段として多くの学生が二輪車を利用しているが、駐車禁止区域や大学の敷地外への駐輪が後を絶たず、関係者を悩ませている。特に学生が多い六甲台キャンパス、工学部、国際文化学部周辺では、駐輪場に入りきらないほどの台数の二輪車が通行を妨げとなっている。【8月22日 神戸大NEWS NET=UNN】?
工学部では駐輪場へと続く狭い通路上に二輪車が列を成していた。通路上にははっきりと描かれた「駐車禁止」の文字。工学部が駐輪禁止と定めた区域には、約30台の二輪車が止められていた。
工学部は今年4月からの3ヶ月間で約15件の迷惑駐輪に対し、チェーンで車体を固定する措置を講じた。二輪車の持ち主には反省文を提出させ、再発防止に努めている。同教務学生係によると一度反省文を提出した学生が繰り返し出した例はなく、「効果は得られている」という(6月18日時点)。?
学生会館から大学本部へ続く坂道にも、多くの二輪車が止められている。学生生活課によると、元々車道だった場所に、いつしか二輪車が止められるようになったという。昨年の春、一部が駐輪場として整備されたが、駐輪場ではない学生会館前に駐輪する二輪車が後を絶たない。
ニュースネット委員会が学生に行ったアンケート(有効回答121)では「坂の真ん中で縦に止めるのをやめてほしい」など、2割以上が通行の妨げになると回答。歩道上に駐輪されていることもあり、二輪車で通学していない学生に対しても影響を与えている。?
学生生活課は学生への二輪通学の自粛を呼びかけているが、二輪車の数は年々増加の傾向にある。平成21年6月現在、駐輪場増設の予定はなく、迷惑駐輪に対する有効な対策が見出せていない。
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