思いの詰まった落語で笑いを 第44回六甲寄席

神戸大落語研究会による「第44回六甲寄席」が11月28日、兵庫県民会館けんみんホールで行われた。4人の3年生にとっては引退となる最後の寄席。気持ちがこもった落語や大喜利に訪れた観客からは笑いが絶えなかった。【12月2日 神戸大NEWS NET=UNN】?


 定員をはるかに超える約440人が訪れ、立ち見客が出るほど満員御礼となった会場。「落語には漫才とは違う良さがある。ストーリーがあっておちまでワクワクするおもしろさがある」と筒井涼太さん(芸名・甲家びす太、工・3年)が話すように3年生それぞれの思いの詰まった落語は会場を笑いで包んだ。?

 六甲寄席に向け1カ月前からOB・OGらとの一対一での猛特訓を行った。放課後、毎晩のように座布団に座り練習を積み重ねた。午後8時以降は校内が使えないため寒い屋外で行うことも。「風が強くて座布団が飛ぶ時もあった」と筒井さん。

Photo 部員らの晴れ舞台を裏で支え続けたのは宮武亜美さん(芸名・可愛家れんが、経済・3年)。部員が高座に上がる際にかかる音楽、出囃子(でばやし)を三味線で奏でた。「がんばれって思いでやってきた」と宮武さん。和の音色で会場の雰囲気を盛り上げた。
 そして、大喜利など演目も終わり六甲寄席の最後、トリを務めたのは会長の福井要祐(芸名・甲家天棒、法・3年)さん。「トリはべらぼうにプレッシャーがあった」というものの「皿屋敷」という女のお化けが出てくる噺(はなし)を堂々と披露。落語が終わると会場からは惜しみない拍手が送られた。

 栩野晃典さん(芸名・甲家備樽、法・3年)は3年間を振り返り「人を楽しませる大切さを学んだ」と充実した表情で話した。

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