震災考えるきっかけに 救援隊、「1.17をのんびり過ごす会」開催

1月16日夕方から17日にかけて、サポートステーション灘・集いの家で「1.17をのんびり過ごす会」が開かれた。今年で15回目になる会には、救援隊のメンバーやOB、OG、救援隊の活動で知り合った社会人などあわせて50人近くが集まり、発生から15年を迎える震災について話を聞いたり、映像を見たりして当時を振り返った。【1月17日 神戸大NEWS NET=UNN】

 

 メインプログラムである「語りあう会」は温かい鍋を囲みながら乾杯し、歓談するところから始まる。歓談が落ち着くと震災関連のビデオを上映し、その後中越地震で仮設住宅に訪問活動をしている社会人の話を聞いた。そして、地震発生の17日午前5時46分には全員で黙とうをする。?
 2年前までは救援隊の部室で行われていた「のんびり過ごす会」だが、開催日がセンター試験と重なり大学構内への立ち入りが制限されたため、昨年からサポートステーション灘・集いの家で開催している。
 「のんびり過ごす会」という名前も2年前に改名されたもので、本来は「1.17をだらだら過ごす会」だった。震災当時は忙しくせめて16日、17日くらいはだらだらして、落ち着いて犠牲者を黙とうしようという目的で始まった会だったが、15年経ちコンセプトが変わってきたために「のんびり」に変えたという。?

 今年の「のんびり過ごす会」の目的は、今自分たちの住んでいる地域で大地震が起こったという歴史を知り、震災当時から現在はどうつながっているのかを意識すること。15年経っても残る被災者へのボランティア活動、それでも癒えない心の傷。救援隊代表の頼政良太さん(理・3年)は「ここ数年は震災を知らない世代が多いので、ビデオを見たり当時の話を聞くことで何となくでも考えるきっかけになれば」と風化しつつある震災を伝えていく大切さを話した。
 会の幹事を務めた山本真由美さん(文・2年)は「(会で)1年生に外(部)の方とたくさん話してほしい。これから連絡を取る時に面識がなければ、取りにくくなってしまうので」と今まで救援隊が築いた「つながり」を後輩に託した。

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