3月11日に発生した東日本大震災の被災地支援のため、神戸大のボランティアサークル「学生震災救援隊」に所属する学生の有志が13日、灘区の水道筋商店街で募金活動を行った。集まった金額は約13万円。資金は被災地への義捐金や支援活動などに使われる見通しだ。【3月14日＝神戸大NEWS NET】?


　今回の募金活動は、同団体などの学生有志が集い、同商店街でおよそ月に1回開催される「神大えびすひろば」の会場で実施された。普段は地域住民を対象にした喫茶スペースを運営し、交流の場をしている。?
　11日の地震発生に伴い、学生らは自主的に募金活動を開始。同団体としては正式な支援活動を始める前だったが、有志が街頭で支援を呼びかけた。?
　募金は午前10時から午後4時までの6時間ほどだったが、約13万円が集まった。募金活動を行った藤原雅弘さん（発達・4年）は「『神戸のときはお世話になったから』と入れてくれる人が多い」と被災地に対する市民の関心の高さについて話した。?
　同団体は13日夜、公式に募金活動を行うことを決定。学内の他団体などと協力し、14日から順次、JR三ノ宮駅や芦屋駅などで義捐金を募る。募金の提供先は神戸市兵庫区の被災地NGO恊働センター（http://www.pure.ne.jp/~ngo/）を予定しているという。現地での支援は、安全の確保や情報整理を経た上で改めて検討する。