From Kobeとは、神戸大工学部建築学科生を中心として今春発足した、東日本大震災を支援するための組織だ。建築だけでない多角的な視点で今回の震災をとらえ、阪神大震災を経験した神戸という土地から情報を発信し、学生同士で互いに交流しあえる関係を作り出すことを目標としている。【5月20日 神戸大NEWS NET=UNN】?
小学生の頃東灘区で被災した経験を持つ山田さんは、「これは他人事ではない。自分の専門の枠を超えた、人間としての社会貢献がしたい」と、建築学科槻橋研究室の仲間とともに、From Kobeを立ち上げた。「被災地の『次のビジョン』を少しでもはっきりさせて、被災者の皆さんを安心させるのは、神戸に住む私たちだからできること」と語る。「そして、神戸の地に留まるだけでなく、現地で細かなニーズを拾い続けていきたい」。?
「学生のパワーを無駄にしたくない。たくさんの学生を巻き込んで、相互に話し合えるようなつながりを作っていきたい」と思いは熱い。震災支援に対して具体的な行動をためらっている人へは、「今、一歩踏み出さないのはもったいない。知識として頭にこの震災を記憶しておくのではなく、自分から積極的にこの震 災にかかわっていくことが大切。自ら体験して心で感動した経験が、今後の自分の糧となる。まずはとにかく自分から突っ込んでいくこと」とアドバイスした。?
全部で5回ある学生フォーラムの後の活動予定は未定だが、ほかのボランティア団体等と連携し、単発的ではなく、継続的に被災地と向き合っていきたいという。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。