1部復帰へ優勝は通過点 近畿学生野球リーグ

近畿学生野球春季2部リーグ第5節2回戦、神戸大-太成学院大が5月17日、豊中ローズ球場(大阪府)で行われた。神戸大は今季好調だった打線が振るわなかったものの、先発の白木原(発達・3年)が7回を2安打に抑え3-2で勝利した。すでに優勝を決めていた神戸大は最終成績8勝1敗1分でリーグ戦を終え、1部との入れ替え戦に臨む。1部最下位の大阪工業大との入替戦は24、25日午後12時30分より同球場で行われる。【5月17日 神戸大NEWS NET=UNN】

 一昨季に37季ぶりに2部に転落、昨季は1部との入れ替え戦までいったものの打撃が振るわず1季での昇格は叶わなかった。「去年からほんまに悔しい思いをしてきた。意地でも(1部に)上がりたい」と主将の田中久(工・4年)。チーム一団となり、まずは通過点の2部優勝を果たした。

 なんとしても1部復帰へと意気込み迎えた今季。「ピッチャーは安心」と山崎(工・2年)。例年神戸大の投手陣は安定しており、今季も先発の白木原、赤木(工・2年)の2本柱を中心に投手陣は要所を締めた。
 問題は「打撃」。昨季は得点力のなさに苦しみ、入れ替え戦でも無得点に終わった。そこで「打撃」の改善を今季に向けて取り組んだ。守備練習よりも打撃練習に多く時間を充て、とにかく「バットを振り込んだ」と選手は口をそろえる。
 その結果、リーグ2戦目の奈良大戦では15得点と打線が爆発。リーグ序盤で成果が出たことで「自信につながった」と今日の試合4番を任された西尾(発達・3年)は話す。昨季は2部リーグ全10試合で28得点だったが今季は63得点と打線は好調を維持した。「昨年と選手が変わり、守備力が落ちたが打力はアップした」(中村監督)。
 しかし、今日の試合は3点を奪ったものの安打は4本。「今日の不満はここぞという時に打てない」(中村監督)。昨季の悪い癖が今日の試合に出てしまった。打選の調子が入れ替え戦の鍵を握る。
 田中久は入れ替え戦へ「ほんまに勝ちたいそれだけです」と闘志を燃やす。奇しくも入れ替え戦の相手は昨季1部復帰を阻まれた大工大。因縁の相手を倒し悲願の1部復帰へ再び挑む。(記者=松本尚也)?

【写真右】7回まで毎回の8奪三振、1失点と好投した白木原(5月17日・豊中ローズ球場で 撮影=松本尚也)
【写真左】この試合3打数1安打1打点だった4番西尾

●近畿学生野球春季2部リーグ第5節2回戦(5月17日・豊中ローズ球場)
太成院大 100 000 001=2
神戸大   002 000 10x=3
【太成院大】●永谷、上原、河端-脇村?
【神戸大】○白木原、瀬川、森下-岡添?

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