六甲祭深江キャンパスで 六実「深江ぎりぎり大丈夫」

6月6日、六甲祭実行委員会(六実)のTwitterで「第34回六甲祭は深江キャンパスで開催することとなりました」というアナウンスがなされた。理由は「六甲台キャンパスの工事」のため。ニュースネット委員会では六甲台第1キャンパス(以下、六甲台)が使えないと発覚してから深江キャンパスでの開催に至るまでの経緯に迫った。【6月14日 神戸大NEWSNET=UNN】

今回の会場移転の発端は今年3月にさかのぼる。六実が大学側に呼び出され、その際に通達されたのが「六甲台は今年の六甲祭期間中も工事を行うため、例年のような開催はできない」という内容。現在も各所で行われている六甲台の工事だが、今後はさらに規模が拡大する。工事中は北に位置するグラウンドに工事車両が入ることもあるという。六実側も交渉を重ねたが、工事が土日も含め丸1年に及ぶこと、大学側が安全面を最優先に考慮し、一般の来場者が学内に入る事ことを避けたいと考えたことなどから、止むなく六甲台での開催を諦めた。

そこで六実が目指したのは、他キャンパスでの開催。案として近くの鶴甲第2キャンパス(発達科学部キャンパス)、鶴甲第1キャンパス(国文キャンパス)、そして深江キャンパスの3つが候補として挙がった。

しかし発達科学部キャンパスは六甲台に比べ施設、グラウンドともに規模が小さく、これまでのように開催できないことがわかった。六甲台のグラウンドと併用しての開催も持ち上がったが、キャンパス間移動の警備の問題、そして騒音に対する近隣住民からの許可を得られる見通しがなく諦めることとなった。

国文キャンパスの案は、例年同日に行われる厳夜祭との兼ね合いを考慮し、昨年の厳夜祭実行委員長と連絡を取り「六甲祭が国文で開催される場合は、厳夜祭の開催が1週間ずれるのも仕方がない」など、やや具体的な話にも踏み込んだが、発達科学部キャンパスと同じく警備と騒音の問題により断念した。

そんな中、ベストな選択として残ったのが大きく場所を移しての深江キャンパスでの開催。屋内出展に関わる教室の数について六実は「ぎりぎり大丈夫」と話す。これまで講演会が行われてきた出光佐三記念六甲台講堂の代わりとして、正門を入って右の「海事博物館・講堂」が使われる。また深江キャンパスのグラウンドは六甲台よりも広く、模擬店の出店については心配ない。プロコンサートなどに使われるメインステージはグラウンドの南東に設置され、騒音が一般道に漏れないようになっている。

今回の決定は発表前日の6月5日に正式に承認されたもの。開催にこぎ着けるまでに時間がかかってしまったため、今後の対応は検討中だという。六実委員長の戸口田遥也さん(経済・4年)は「これまで参加していただいていた団体には迷惑をかけることになる。車両を優先して入構してもらうなど、フォローはしていきたい」と語った。問い合わせもあったことから、近日中にホームページ上で学生への説明文書を掲載する予定だという。

◆海事科学部生の反応

・4年男子
「深江でやると決まり、同級生が『研究室で出店してみないか』と提案した。出店もしやすいしやるか、という話になっている」

・2年男子
「深江キャンパスは広い上に平地なので移動はしやすいと思うが、国道43号線に接していて車の乗り入れが不便なのは問題だと思う」

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