就活の新たな形「知るカフェ」

無料でドリンクを楽しみ、電源やWi-Fiを利用し、長居することができる――。そんな学生限定のカフェ「知るカフェ」が阪急六甲駅前にある。知るカフェは今、学生と企業とをつなぐ新たな場として注目されている。

知るカフェでは、初めて来店した際に登録すれば、コーヒーや紅茶などのドリンクを無料で楽しむことができる。電源やWi-Fiも利用できるため、店内ではパソコンを開いて作業する学生の姿が多い。友人と雑談したり、ミーティングに利用したりする客もいる。知るカフェは2013年に同志社大前店が開店したのを皮切りに、全国の大学の近くでオープン。神戸大前店は今年4月、阪急六甲駅から徒歩1分の神戸市バス・六甲登山口停留所前に開店した。

知るカフェはベンチャー企業「エンリッション」がスポンサー企業の出資金で運営している。スポンサーは店で学生と交流する少人数イベントを開催できる。昨今の就職活動はインターネットなどを窓口とした画一的なものになりがちだ。そのため、学生が業界や企業をよく知らないまま入社して、すぐに離職する例が多い。学生とのミスマッチを減らしたい企業にとって、知るカフェは学生の率直な声を聞くことができる貴重な場なのだ。神戸大前店も3社のスポンサーと契約している。

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【写真】知るカフェ神戸大前店の店内(撮影=瀧本善斗)

20日には開店後初めてのイベントが開催された。学部4年や修士課程2年の学生らが、スポンサーである富士通テンの人事担当者と交流した。一回の交流会で人事担当者2人に対し学生は6人。学生らの質問に企業側が丁寧に答えることができる環境だ。参加する学生を女性に限定して、お菓子を食べながら話す女子会スタイルのイベントも用意された。一般の会社説明会のような堅苦しさはなく、ざっくばらんな会話が展開されたという。

知るカフェのもう一つの特徴は、店舗スタッフが全員学生であることだ。神戸大前店は13人の神戸大生が運営している。学生スタッフが企画をすることもあり、今月は、来店した1年生にチョコレートをプレゼントしている。店長の森脇夕里江さん(工・3年)は「お客さんと近い存在だからこそ学生さんにとって居心地の良い場所にしたい。かしこまりすぎず、身近に感じてもらえる接客を心掛けている」と語る。

今後の課題は1・2年生の来客を増やすことだ。「自分が行きたい業界を1・2年のうちから見定めてほしい。企業の人事担当者も学生がどんなことを考えているのか知りたがっている」と森脇さんは話す。知るカフェの取り組みは就職活動の新たなスタンダードとなるだろうか。

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