神戸大で2016年度から導入される「2学期クオーター制」についての基本情報が、大学の公式ホームページや神戸大生向けのポータルサイト「うりぼーポータル」などに掲載された。学籍や授業料の取り扱いは2学期制のまま、前期・後期の授業期間をさらに半分に分けて各8週で授業を行うという制度で、医学部やいくつかの研究科を除く全学生を対象に導入される。
? ?導入により、1つのクオーターと休みの期間を組み合わせることで、学期の途中でも在学したまま留学や海外でのインターンシップ、ボランティアなどの学外活動に参加することができ、4年間で卒業しやすくなる。また、授業は1科目当たり週1コマもしくは2コマの8週の「クオーター開講科目」として行われるため、従来より短期集中的な学修が可能になるという。
授業期間は第1クオーターが4月1日から6月9日、第2クオーターが6月10日から8月9日、第3クオーターが10月1日から12月5日、第4クオーターが12月6日から翌年2月10日。クオーター間に休みは設定されず、長期休暇の期間の変更もない。補講などに対応するため6限が午後6時50分から午後8時20分に新設される。各クオーターごとにテストが行われ成績も発表されるが、単位修得時期はこれまでどおり学期末となり学業成績証明書に修得単位が反映されるのも学期末だ。履修登録は学期ごとの年2回で、取り消し期間はクオーターごとに設けられる。
全学共通科目についても見直しが行われた。現在、教養原論として開講されている授業は新たに「基礎教養科目」と「総合教養科目」に分かれる。1単位の授業となり、所属学部が定める教養原論の必要習得単位の不足分をいずれかの科目区分から履修する。 他の全学共通科目は、現在開講している「旧科目」に対応する「新科目」がクオーター開講科目として開講される。旧科目に対応する新科目2つに合格することで旧科目の単位を習得したものとみなされ、成績は新科目2科目の平均となる。
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